村上隆


最近話題の、「村上隆五百羅漢図展」に行ってきた。


http://www.mori.art.museum/contents/tm500/


そもそも村上隆って誰ぞ?何してる人なの?って方は、このサイトがめっちゃわかりやすく書いてくれてるから参考にしてほしい。


http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-73.html


で、私が「村上隆」にであったのは、前にテレビでこの男の子のフィギュアに16億円の値がついたよ、ってやってた時。

どんな番組だったか、とか、いつ観た、とか全然覚えてないんだけど、強烈だった。

だってただの下ネタじゃん…

って。

アートとかクソかよ、って昔の私は思った。

どっちかって言うとマイナス、どちらかと言わずともマイナスのイメージしか持ってなかった。


でも、現在の私はなんやかんやでアートに関わるゼミに入り、めっちゃ美術館とか行くようになって。

ほんの少しでもアートに関わる者として、日本で今一番話題の展覧会、世界でも認められてるアーティスト観に行かんでどうすんの?

ってことでみてきた。



うん、この人わかんないや。



スーパーフラットという、アニメ・漫画を絵画に翻訳する技術、

狩野派のように何人ものアーティストを社員として雇ってアートをつくるというある意味新しい発想、

その一人一人の社員の作業をみてるディレクター兼プロデューサーのような細かいところまで目をやれる才能、

素直にすごい、と思う。

こんなにやれるのって才能も勿論だけど、努力なくしては得られないんだろうな、って思った。


でも、作品は今まで人生で影響を受けてきたもの、根本からつくられてるわけじゃん。

新作の五百羅漢図に、もののけ姫とか火の鳥ぽいのいるし、さっきのフィギュアもだけどキノコ君とカキちゃんだっけ…辻さんとの絵合わせのうちの一つ。

完全に趣味と下ネタ……。


小学生か。


人間として出来上がってる面もあるけど、小学生のような面もある。

これを両立できてるって本当何者なの、村上隆……。


三月までやってるから、是非多くの人にみてほしい。

そして誰か村上隆という人を解き明かそう。